マイナビ2018

こだわりの素材

昆布

北海道産昆布へのこだわり ~富山と昆布の深いつながり~

こんぶ消費量全国1位の富山

総務省家計調査によると富山市の1世帯当たりのこんぶ年間支出金額は全国平均の3倍近くと突出して大きく、50年以上連続で全国1位になっています。
富山県民の食卓には「昆布巻きかまぼこ」や「昆布じめ」をはじめ数多くの種類の昆布を使った料理や食品が並びます。コンビニで「とろろ昆布のおにぎり」や「昆布パン」などが売られているのを見て他県の方が驚くほど、富山の食文化に昆布が根付いているのです。

しかし、昆布は寒い地方の海で採れるため、国内産の昆布の90%以上が北海道産となっており、昆布が採れない富山で、なぜこれほど多く消費されているのでしょうか。

富山のパン屋さんでよく見られる昆布パン

北前船と昆布ロード

江戸時代、北海道と京・大阪をむすぶ日本海側航路に「北前船」と呼ばれる輸送船があり、その中継地点の寄港地の一つが越中富山でした。
富山には北海道の昆布や魚が持ち込まれ、富山では米や薬等を積み込んで大阪へ運ばれました。その先からは密貿易によって昆布は薩摩、琉球を経て中国の清まで運ばれ、この道は「昆布ロード」と呼ばれるようになりました。

北前船の像

このように昆布が清まで運ばれた理由には、「越中富山の薬売り」の存在があります。
薩摩藩が越中の売薬商人から仕入れた昆布を清国に輸出し、その代わりに漢方薬などの薬材を仕入れ、それが越中の売薬商人たちが扱う薬の原料となったのです。

北前船問屋

富山と羅臼こんぶ

さらに明治時代になると多くの富山県民が出稼ぎのために北海道に渡り、より品質の高い昆布を求めて新たな漁場の開拓をしました。その結果羅臼町にたどり着き、昆布全体の1.5%しかとれない高級品である羅臼昆布※1を得ることができたのです。

羅臼町の人口の7~8割は富山県出身の方々と言われ、その人々が地元にいる家族や親戚に昆布を送るなどの交流をするうちに、羅臼昆布は富山県民にとても人気のある昆布となりました。

羅臼こんぶ

当社の昆布へのこだわり

昆布は浜に流れてくる潮や地形の違いによってそれぞれ特徴のあるかたちに育ち、品質は採れた場所によって大きく左右されます。

そのため、当社では商品ごとに異なる産地の昆布を使用しています。商品の香りや食感等によって最適な昆布を厳選しているためです。
堂さまのように昆布そのものを食べるものには道南産の真昆布※2、こぶ柿や北前やきもちには日高昆布※3など、商品に応じた最適な昆布を使用しております。

道南地方

※1 羅臼こんぶ 味が濃く香りも高いコクのあるダシがとれる昆布。口当たりがやわらかいのでおつまみ昆布としても美味。

※2 真こんぶ 肉厚・幅広で上品な味わいのダシがとれる高級コンブ。主に道南地方でとれる。

※3 日高こんぶ 味がよく早く煮えて非常にやわらかくなるので幅広い用途に利用される

からだにいい昆布

昆布にはカルシウム、鉄、マグネシウム、カリウム、ヨウ素などのミネラルが豊富に含まれています。
ミネラルは体の組織をつくったり、調子を整えたりする大切な栄養素ですが体内でつくることができないので、食物からとらなければなりません。
ちなみにカルシウムは牛乳の約6倍で、甲状腺ホルモンの成分となるヨウ素は食品中トップレベルの含有率です。またビタミン類や食物繊維も豊富で低カロリーと、まさに昆布は理想的な健康食品です。

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