2019.8.22
昆布と富山
もち米と刻み昆布を搗き込んだ「昆布もち」、
ふわっと焼き上げた「北前やきもち」や「こぶ柿」、
素材のおいしさそのまま焼き上げた「焼ラウス昆布」など、
日の出屋製菓には昆布をつかった商品がたくさんあります。
昆布はうまみ成分やミネラルが豊富で、健康・美容にもよい食材として知られており、
「喜ぶ」に通じる縁起物とも言われています。
昆布の消費量が多い富山では煮物やおでんの出汁にはもちろん、
とろろ昆布のおむすび、お刺身や山菜の昆布〆などさまざまな形で食べられています。
昆布が富山のソウルフードともいえる食材となった背景には、
江戸時代~明治時代にかけて活躍した買積み廻船の「北前船」が深く関係しています。
北海道から出た北前船の寄港地のひとつだった富山は、北前船から昆布を多く仕入れていました。
昔からの名残が、新しい時代となった今でも富山の食文化に深く根付いています。
相性の良い昆布と富山米。
海の恵みに身体も心も≪よろこんぶ≫